ササラモサラな気分で

大体は映画のこと書いてます。










2014年に劇場観賞した新作映画ランキング 《ベスト編3》

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8位 《クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん》

近年のクレしん映画では突出した傑作ではないでしょうか。アバンタイトルからラストシークエンスまで純度100%のクレしん映画で、しょうもない理由から巻き込まれサスペンスウ風のコメディに始まり、不穏な空気を漂わせながらもあくまでバカバカしく、子供も大人もそれぞれが同じシーンで別角度から楽しめることができ(某番組のパロディなんか最高です)、ラストまでバカやりながらも切なくしんみりした味わいのある終わり方。そして何と言っても湯浅政明の描くロボバトル!昨年のB級グルメのやつからクオリティがまた復活してきたような感のあるクレしん映画。ケツだけ爆弾あたりからですかね、出来が段々よくなくなってきて、黄金のスパイなんて最低でした。なので前作&今作で完全復活したと思いたいことと、久しぶりに劇場でクレしんをみて懐かしくなったのと、TVシリーズとジャンル映画の両方のよさを最大限に生かした映画ということでベスト入りです。



9位 《大脱出

シュワとスタローンがやっと二人で仲良く主演ですよ。しかも二人がドンパチするのを90分ではなく(それもみたいですけど)、一応挫けそうになったり、一応弱音を吐いたりしながらめげずに頑張るところを観れるなんて。映画の出来なんて関係ないんです。この映画の価値を聞くような野暮な人がいたら「それはシュワとスタローンとサムニールに対するお前の思いに比例して高くなる」って教えてあげますよ。そしてこの順位にしたということは、僕にもシュワとスタローンよりも大切なことがたくさん増えているということなんです。何が何やらで気持ち悪い文章になりました、すいません。

10位 《シンプル・シモン》

おしゃれな感じは苦手ですし、障害者ネタとか社会は見だし者の映画に美男美女を登用するのはあまり好みじゃないです。映画自体も血みどろとか爆発とか裸とかまったくないですし、このポスターからしてまず自分から進んでみるような映画じゃないです。佳作だとは思いますが、毒にも薬にもなら無い映画です。でも映画って観たときの環境とかそのときの気分で印象が大きくことなると思うんです。だからまあベストです。


11位 《キック・アス/ジャスティス・フォーエバー



前作はコメディタッチでかつ過激にボンクラにヒーロー論を語り、ヒットガールというヒーロー映画史に残るであろう名キャラクターまで生みだした傑作でした。そしてその前作が好きな人の中にはこの続編に怒りを覚えている人が少なくないようです。ですが、前作って結局イケメンで体格のいい奴がボンクラぶって、なんだかんだでリア充してる話ですよ。しかもかっこいい武器まで手に入れちゃって。原作はもっと陰惨でビターな物語なのに。しかもキックアス後に「ヒーロー!」という伝えていることにさらに深みを持たせた大傑作が生まれているんです。そう思うととやはり前作は、楽しい映画ではありますけどテーマと内容が一致しきれていない感がより一層強くなってる気がするんです。

そこに来てこの続編は、原作のテーマや傑作とされている前作であげられたハードルをかなぐり捨てて、前作とは全く別の路線の映画にしたてあげているんです。清々しいぐらいに前作の良さも原作の良さもしかとして突っ走るように低俗で下品なアイデアに満ちた俗悪なものになっています。過激さも低俗さもボンクラ度も登場人物の人数から死体の数まで前作から大幅に増えています。まさに往年のハリウッドバカ続編ものです。ですが決してやっつけで作られているわけではなく、そういう路線としての上質なものを提供しようというサービス心にあふれています。そしてその下品な発想の数々を見事に映像化していることも凄いことだと思います。そのサービスっぷりといったら、ゲロと下痢を同時に出したり、殺し屋軍団を高校生相手に仕向けたり、もう最高です。ありがとうジェフワドロウ監督!