たかびっくる

大体は映画のこと書いてます。










2014年に劇場観賞した新作映画ランキング 《ベスト編2》

この記事はこちら に目を通してから読んでいただくことをお勧めします。




4位 《ウルフ・オブ・ウォールストリート

おっぱい・まんこ・ちんこ・ドラッグ・セックス・ホモセックス・障害者ネタ・オナニー話をするマコノヒーと共に描かれるグッドフェローズピカレスクロマンなんです。好きなところしかないです。倫理的に考えて誰もがダメだろうと思う登場人物をここまで魅力的に、成金の嫌なところを余すところなく描いているのに楽しく魅力的なんです。表面的にも下品で人物も語られていることも魅力的なところも全てが例外なく下品。清々しいくらいに下品。ですが、下品なのに鑑賞した時の感触はとても豊かなんです。これ見よがしな感じも通り越して圧倒される、まさしく下衆の極みの世界をスコセッシ節で語られて面白くないわけないんです。楽しめない人がいることも承知で作られている点も素晴らしい心意気だと思います。見事なまでに痛快でした。





5位 《エクスペンダブルズ3 ワールドミッション》


正直2の時よりも映画としてしっかりしてしまっていて、それに比例するかのようにエクスペンダブルズとしての能天気なアホさが減ってしまった感がありました。それに2でチャックノリスという最終兵器を出したせいで・・・とか言いたいことは山ほどあるんですが、それでもベストな理由はいくつかありまして。まずはやはりこれだけのメンツがいまだに現役で僕らに対しても仲間同士でも彼らなりの熱を与えてくれることに感動しちゃうということ。次に、今年は大脱出やリベンジマッチやバトルフロントなど、エクスペンダブルズに向けての映画がいくつかありましたが、僕はリベンジマッチとバトルフロントは未だにその出来が怖くて観れていないのが情けなく、また申し訳ないということ(自分で書いてて本当に気持ち悪い文章だと思います)。そしてそして、何と言ってもハリソンフォードがアクションしていること!ハリソンフォードが好きという話は5日程かかるので割愛しますが、自分が映画を好きになるきっかけがターミネーター2とインディジョーンズシリーズだったのでいろんな思いがありますが、陽気に敵を殺すハリソンフォードはやっぱり大大大好きで、彼がシュワやスタと同じヘリに乗って仲よくしているんだからベストです。




6位 《紙の月

当ブログの別記事に感想を詳しく書いたので短めに書きます。やっぱり映画的な映画なので、映画好きな自分にとっては大好物なんです。語られる話も自分勝手でどーしよーもない人が堕ちながらも魅力的な存在になっていくという、僕が好きなクズ人間の話だったのでベスト入りです。




7位 《6才のボクが、大人になるまで。》

映画史に残る大傑作でした。物語自体に起伏があるとか語り口が巧いかどうか、映像表現がどうとか演技がこうとかそういう次元ではない映画の感動がありました。主人公の少年を含めた登場人物が例外なく12年分の歳を重ねていく様を、生々しく映し出していることが、想像以上に色々な感情を呼び起こすものになっていました。そして、それを伝えるためには小手先の技術も演出も何も必要無く、ただ誠実に向き合うという姿勢が一番機能するという点も新しい発見でした。