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2014年に劇場観賞した新作映画ランキング 《ベスト3編》

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1位 《西遊記〜はじまりのはじまり〜》


銀河系最強のおもしろさは伊達ではなかったです。グロいしインディとかやってるし緩く笑えるし歪なつくりの映画ならではの面白さもあってとにかく本当に面白いんです。


様々なジャンル映画の演出手法やシーンの丸パクリを駆使した物語展開。チャウシンチー独特のグダグダさも織り込んで計算された語り口。

そうして表現される中国が舞台だということすら忘れさせる世界の中で、非力でビビりで奥手なくせに譲れない信念を持ったボンクラを主人公に語られる、多層的な感触を持つシーンの数々と、背後から金属バットでフルスイングされたように不意に琴線に触れる「ラストシーンで一瞬見える”アレ”」。

ベスト1の理由としては、この映画の伝えたいことが集約されていて、しかもその一瞬のためにこの映画全体が設計されていると言っても過言ではない「ラストシーンで一瞬見える”アレ”」があるからです。

厳しく切なく、でも救いでもあるそのラストシーンと、そこに繋げる物語を西遊記という器を使い描いたチャウシンチー初めとする制作陣はとんでもねーです。

今年自分の身に起きたこととも関連していてより一層忘れられないラストシーンとなったことと、そのラストシーンのための物語を娯楽として折り目正しく(時に外して)描いていることもベストの理由です。