たかびっくる

大体は映画のこと書いてます。










2013年に劇場鑑賞した新作映画ランキング 《ベスト編》


遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

今更になりますが2013年に見た新作映画のランキングを載せておきたいと思います(PCを修理に出していたので作成が遅くなってしまいました)。





※2013年に日本で公開された映画のみです。

※劇場で見た映画のランキングなので、2013年中に劇場公開→DVD発売となった映画

  で、DVDでのみ鑑賞した映画はランキングに含みません。

※あくまで僕のランキングなので怒ったりしないでくださいー。

※ベスト級の作品を並べただけなので順位はあまり気にしないでください。

1位〜3位(1位から3位は別記事にしました。)



4位 《パシフィック・リム(特にIMax3D版)》

ドッカーンと橋が怪獣にぶっ壊される幕開けから興奮しすぎて全身の穴という穴から何かがブシャッと噴き出す感覚に襲われました。

大画面の中で、でかい怪獣が暴れているということの楽しさに感動しました。その後もずっとそれです。バレットと同じくドストレートに楽しい映画でした。ディテールの細かさはあげたらキリがありませんが例えば

・イェーガー内の汚れや塗装のハゲ具合

・機械音

・稼働開始時の重たさが伝わってくる演出

などなど細部まで丁寧な作り込みなのに加えて善悪や個々の思惑などもなくただただ人類が生き残るために怪獣を倒すという何にも代えがたいくらいにシンプルで絶対的なテーマの設定、

怪獣は人類殲滅のためだけに戦うというこれもまたシンプルかつ絶対的なテーマがあってのバトルなので、

生きるか死ぬかだけの戦いをここまでかっこよく楽しく面白く興奮する要素だらけで、これを書いている今も興奮して文章がめちゃくちゃになるくらいにとにかく最高な映画でした。上に3本どうしても好きな映画があっただけでこれも1位と変わりないです。




5位 《ラストスタンド


シュワを見て映画が好きになった自分としては、この方が本格的に映画に復帰してここまで面白くてカッコいいんだからベストに決まってるんです。ただ期待していたシュワと違うシュワだったというか。僕は変顔と筋肉とオヤジギャグのシュワが好きであって、貫録がついた哀愁漂う渋くて落ち着いたシュワを突然突き付けられると少し動揺するというか。久しぶりに会った親戚がずいぶん変わってしまっていて呼び名から会話するときの口調からどうしていいのかわからずに戸惑っていしまう感じに似てました。ただそっちの面での良さがあることも認識できたので、あの頃のこの人にはもう会えなくても新しい良さを身に付けたシュワもまたかっこいいです。相変わらずなところも残っていて、でかい銃使ったり肉弾戦がんばってましたし。ただマッチョ感が雰囲気で終わってしまっている気がするんです。何故かというと、服を脱がないから!あの筋肉美はもう見せてくれないのか!無くなってしまったのか!まあこれからに期待して今回は脱いでないということもあって、男女ともにちゃんと脱いでるという点でバレットより下位ということにしました。あとシュワの新たな魅力を引き出した演出やこの役を与えた製作やはまる脚本を書いた人は本当に偉いと思います。監督は悪魔を見たとかグッドバッドウィアードとか様々なジャンルで一定のクオリティ以上ンものを見せてくれている人なのでハリウッドデビュー作にしてここまでの出来なのは大したもんだと思います(あえて上から)。




6位 《クラウドアトラス》

ここまで大それたことをやられるともう乗るか乗らないかという基準でしか判断できないというか、好きか嫌いかでしか評価できない映画だと思います。僕はそれぞれの時代でばらばらに進む物語をギリギリ理解できる範囲で細かく刻み、羅列して見せられている時のライド感が何とも言えない感覚で、「これも映画の楽しみだよなあ」と思えました。小難しいことは無視して、ジャンルも演技も全く違う映画もつなぎ方次第で一種のトリップを体感させることができるということが知れただけでも良かったです。無理やりな特殊メイクの数々とペドゥナのファックシーンもそのトリップ感覚を加速させ、興奮させてくれます。その新鮮な体験ができたことに大満足ですが、人によっては拷問なようにも思えるのであくまで僕のベストということを強調しておきたいです。



7位 《劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック》


噂は聞いていたのですが、坂本監督がここまですごいことやっちゃう人だとは思ってなかったです。すいません、正直なめてました。詳しいことは当ブログに記事を残してあります。あとこの映画のおかげで2013年は映画好きの方々と知り合えたり、尊敬する町山智浩さんに会うことができたりした思い出深い作品でもあります。ただそういうことは無視して作品単体として見ても今年のベスト級だということは見終わった直後から決めていました。


8位 《ワイルドスピード ユーロミッション》

ここまで延々とクライマックスの連打を見せているのに全く飽きないどころかどんどん先が気になる映画としては間違いなく2013年ナンバーワンです。一番好きなシーンはヴィンディーゼルとミシェルロドリゲスの路上レースでお互いの過去を取り戻していくところのこの二人ならではの伝達方法を見せてくれたところと、果てしなく続く滑走路上での同時多発バトルのつるべ打ちです。戦車もよかったしとってつけたようなポールウォーカーのアクションも・・・と言っていたらきりがないのに何が行われていたかは記憶に残るのもそのアクションごとに新鮮さ個々にそのキャラクターや状況ならではのアクションが細かく設計されているからだと思います。要はとにかくたのしい、おもしろい、かっこいいということです。上が詰まっているだけでこれも1位と変わりないです。

最後に、2013年に亡くなってしまったポールウォーカーについて。

シリーズを重ねるごとに影が薄くなっていったといわれていますが、僕はその分だけいて当たり前という人になっていたというか、意識はしなくても確かに柱としていたところにぽっかり隙間ができると虚しいというか、寂しいです。そしてシリーズおなじみエンドロール後に出る「この映画に出てくるカーアクションは危険だから真似しないでね」というギャグがギャグとして見れなくなってしまいそうです。亡くなってしまったことは本当に残念ですがシリーズは続いていってほしいです。次回作を見るまではポールウォーカーが亡くなったことが信じられないような気がします。


9位 《地獄でなぜ悪い


園子温が本格的に娯楽アクションを撮ると知った時から楽しみにしていました。期待していたゴア描写こそないもののバイオレンスな登場人物たちの存在感や開き直りと言われようが何と言われようが「なぜ悪い」とやりたいことをやり抜くその姿勢を楽しめました。役者さんは皆さん素晴らしすぎて書き始めるときりがないので割愛しますが、一人だけ大好きすぎる坂口拓のドラゴンについて。ブルースリーを知ってしまったことで最高にカッコよく地獄を楽しんでいるところに感動して今でも時々このドラゴンを思い出して泣きそうになります。長谷川さんが監督のくせにカメラの前をうろついたり堤真一の顔芸がうざかったり、そもそも映画を好きになったことで味わう地獄なんて社会的なことであって、ドラゴン以外は生活に満足しているようだったし、社会をある程度受け入れている人たちがここは地獄だなんて言っても説得力無いですよ。でもすきなところがとにかく多いのでベストです。


10位 《凶悪》

自分の中では今年一番のダークホースでした。とにかく話の進め方が面白い!連係プレーで証拠や証言を積み重ねて淡々と進む前半と、先生の最初の殺人から始まる閉塞的な空間でのバイオレンスでテンポのいい後半という飽きさせない展開。原作者に対する批評として映画オリジナルで付け加えられた山田孝之演じる記者の心情変化とその見せ方など、演出や脚本、撮影など技術的な面とピエール瀧リリーフランキー、ジジぶうなど絶妙な配役と安定の山田孝之など演者同士の掛け合いなどの素材の交わりの妙など様々な要素が化学反応を起こした傑作だと思います。この順位なのは上につかえているというだけの理由です。





以上ベスト編の3位から10位まででした。11位以降のランキングも近々載せます。

ここまで読んでくださってありがとうございます。乱文失礼いたしました。

そして今年も暇がありました当ブログを見てやってください。

今年も更新頻度はあまり多くないですがよろしくお願いします。