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ササラモサラな気分で

大体は映画のこと書いてます。










《タリウム少女の毒殺日記》

新作映画 (2013)


映画監督の知り合いがいるってかっこいいなー。



タリウム少女の毒殺日記

ピュアすぎる高校生の映画感想 




70点



作品の詳しい情報はコチラ でどうぞ。

自分なりに考えたことを偉そうに書いていますが、自信は全くありません。間違ってたらごめんなさい┐( ̄ヘ ̄)┌




この作品の監督さんが友達の知り合いということで観に行ってきました。まず一人では絶対に観る雰囲気じゃなかったのと、世界で一番信頼できるサタニストの高橋ヨシキさんがあまりいい評価を出してなかったので若干不安でしたが、

好きでもないし嫌いでもないけどおもしろい人もいるなー(σ・∀・)σ

って感じでした。


しょっぱなから僕が世界で最も嫌いな生物3選のうちの一つ、蛙を解剖するシーンを固定カメラで延々と捉える拷問のようなシーンからスタート。

そういう見世物映画みたいな解剖・人体改造・実験が特別なエフェクトを用いた作り物ではなく、本当にやっていることをそのまま捉えているので本物ならではの生々しさとそれ故の不快感とか。

それと女子高生たちのあからさまにコスプレ感のある制服姿がただただエロいとか。

女の子同士のイジメのドロドロさ(あえてリアリティー無視で過激な感じ)とか。

これらが観れただけでも満足でした。やっぱり可愛い女子がいがみ合ってたり、いじめをしていたりするのを見るのは楽しいです。ただ本当にいじめをしてる奴にはとりあえず堅いもので殴ることが大事だと思います。その人の生い立ちとかお説教とかはその後ってことで(b^-゜)イジメ、ダメゼッタイ

話がそれましたがそういう一定の人たちが絶対に不快になるように狙っている姿勢は素晴らしいと思います。

この映画の構成についてざっくり書くと、

「物語なんか無い」けどドキュメンタリーではないこの作品は、

物語を使ってストーリーテリングの上手さで何かを伝えようとしてるのではなく

それ以外の方法で何かを伝えようとしていて、

それを本物の異様な人物・実験の映像とゾッとする遺伝子工学の説明のドキュメンタリーパートとそれらが現実に存在する事実を反映して

突飛な行動を少女に演じさせるというやっぱり文章にするとよくわからないし、

実際見ててもよくわかりません。

でも真面目に遺伝子工学の話とかそもそも遺伝子ってどんなもんかってことをドキュメンタリーでやられても面白くないっていうか、

それを映画的に伝えているという見方をすると、面白くてためになって考えさせられて最高じゃないですか、となります。

そう考えると、人々や動物の行動は遺伝子レベルでのプログラミングによる結果だから特定の人物や動物についての全てを把握できる→でも自分が把握できない→自分を観察してそのプログラムを知ろうとする→母にタリウムを投与するのと蛙を解剖したり金魚の剥製で遊ぶのもやめるのも納得できると思います。



ナレーター(監督)と登場人物が会話をする常にフィクションであると意識させるメタフィクションな構造は面白いし、起承転結があるストーリーは無いけれど時系列の混乱とか少女に何が起こってどういう反響があるかということが分かりやすいように古舘寛治のキャラクターがうまく機能していたと思います。

でも古館さんが関わらない人物の存在が少女とどういう関係なのかが分かりづらくなってたと思います。

人体改造アーティストの方が少女とどういう関係なのかがわからないことや、何故チャリににけつするような仲なのかの説明が無いのは、物語が無いことと関係なくただ投げやりに感じました。メタフィクションなら物語的な辻褄合わせで人物を出合わせる必要はないのだから別にあの二人が一緒にいなくてもよかったんじゃないんですかね。

あと先生と対話しているときに先生の思惑に気付いた少女がハイになっちゃうところから突然メタ的な視点が無くなって所謂映画的なカタルシスを高めるようなシーンが続いていくところも(いじめっ子を殴ったり改造チャリににけつで夜の街を疾走したりする)、それってただの投げやりっていうか、突飛さを狙ったポーズに見えてしまいました。この終わり方のせいでずっと見てたものがただの意味ありげな中2的なセリフと映像の羅列に思えてしまいます。

せっかく斬新な映画的なテーマの伝え方を見せてくれたのに着地するところが、突き抜けていない、綺麗に纏まったように思いました。

もっと突き放すなり、少女が大胆に自分を改造してみたりあったと思います。


というわけで終わり方は好きじゃありませんが、僕はこういう映画体験もあるんだなということを知れたので決して万人向けではないですが興味がある人と尻職人のツイッターをフォローしている人にはお勧めです。

トリップするような映画体験じゃなくて事実を劇の中で積み重ねられて考えるっていう映画体験は初めてだったので貴重でした。




いつも通りぐだぐだの感想になってしまいましたが(もう上手くまとめようなんて思ってもいません←開き直り)ここまで読んでいただいてありがとうございます!!!