ササラモサラな気分で

大体は映画のこと書いてます。










《クラウドアトラス》

こういうのに出会いたくて映画観てるって改めて気付かされました。


クラウド アトラス

ピュアすぎる高校生の映画感想 




92点


作品の詳しい情報はコチラ でどうぞ。






この映画あまりヒットしていないようで、公開してから少したってもいるしブログに感想を載せるのなんて今さら何ですが、僕が今年観た映画のなかでぶっちぎりのベスト1でした。こんなにあっという間の172分は経験したことなかったです。

「コメディ」と「ディストピア型近未来SFアクション」と「70年代風サスペンスアクション」と「文芸作品」と「海洋冒険映画」と「アポカリプトと近未来SFと謎のヒューゴウィーヴィング」のそれぞれの面白いところだけを編集して繋いだような映画、としか説明のしようがないこの映画。

70年代サスペンスのこういう銃撃戦が楽しいんだよ!

文芸作品はこういうエロと揉め事が観たいんだよ!

こういうペドゥナが観たいんだよ!ペドゥナの裸が見たいんだよ!!

などなど各ジャンルの”そのジャンルならではの面白さ”だけを集めて、

「各時代の登場人物たちは魂が同一です」というアレなこじ付けで、

各時代パートでの出来事がが共鳴し合いストーリーが進む、

というような頭のいいことはせずに、

ただひたすらに”そのジャンルならではの面白さ”を垂れ流し続け、

練られた脚本による伏線や計算されつくした構図など頭を働かせる余裕を与えずに観客には映画的興奮を与え続けるという、

《この空の花》のような脳ミソはついていけないけど何かとんでもないことが起こっている!と思わせてしまう最高のトリップ映画でした!

俳優たちが特殊メイクで人種も性別も年齢も関係なしに様々な人間を演じるというのは技術的にものすごい事をしている、というのもトリップさせる重要な要素だと思います。

ただ観たい映画の観たいシュチュエーションだけを集めたような映画ですから、残念なところも多数あって、70年代サスペンスパートでは殺し屋の倒し方がコメディ過ぎて残念だったり、近未来SFパートは結局ペドゥナが何故必要で何やってんだかよくわからないし、コメディパートも主人公の老人がなぜ若いころにわかれたきりの女と一緒になれたのか、などなど各パートの決着のつき方や着地に至る経緯などが雑過ぎるところもありますが、

そんな上手い話を見に来ているのではなくて、

ただ”そのジャンルならではの問題解決のシークエンス”を見に来ているのでそんな粗があっても鼻くそ程度。

あとソイレントグリーンが伏線になってるとかヒューゴウィービングの殺し屋がカッコイイとかペドゥナとハルベリーがエロいとか気が利いてると思います。

編集も工夫されていて、やたら滅多に各パートをつないでいるのではなく「このパートとこのパートはセットで、こっちで展開が変わったらこっちのセットをみせて・・・」というように整理されていて上記したトリップに一役買っています。って自分で書いててなんて文章力のない野郎なんだと思ってきました。いまさらですが。

今回はただただ監督3人の「どうだ!こんな映画観たことないだろ!」という意図にやられっぱなしでした。観てる間も観終わった後も思ったことはただ一つ「超楽しい!!!」。

原作もないし、好きな俳優がでているわけでもないのにここまで興奮できるのは久しぶりでした。もっと言ってしまえば70年代サスペンスとか観たことがない人だって「こういうジャンルの”このジャンルならでは”とはこれか!」ってなると思うんです。そういうジャンルならではの面白さを魅せる意味ではタランティーノ映画のみたいだなとも思いました。

超大作なので画のスケール感からなにから金がかかっているので観るなら絶対に劇場で観るべき映画だと思います。何も考えずに、というか考える暇を与えずストーリーを負わせることに特化した、ただひたすら面白い映画なので観てない人は観たほうがいいと思いますよー!

と言っておいてなんですが、正直万人に進められる代物でもないような・・・。

というわけで今回は以上です。いつもの記事以上にグダグダで稚拙な表現ばかりのかんそうになってしまいました。この映画を見た興奮だけでも伝わってたらいいです。

ここまで読んでくださりありがとうございます!!