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ササラモサラな気分で

大体は映画のこと書いてます。










《るろうに剣心》

良し悪しあれどポップさに満ちているB級作品として着地するかと思いきや、ラストでやっちまったー!

 

るろうに剣心


ピュアすぎる高校生の映画感想 





58点


作品の詳しい情報はコチラ でどうぞ。

僕はるろうに剣心の漫画・アニメは一切見てません。





僕はるろうに剣心というアニメ・漫画作品についてはノータッチで、ジュディマリがアニメの主題歌歌ってたことぐらいしか知らないんですけど。

アクション監督が谷垣健治さんで監督が龍馬伝の人で、

僕が龍馬伝で大好きだった岡田以蔵を演じた佐藤健

「少年期から幕府側の志士を暗殺することを強いられ歪んだ人格になってしまった流浪人」という設定の主人公で、

江口洋介や吉川晃司がアクション要員のポップな時代劇。

という要素にワクワクして観に行ったんですが、観る前に「こうなったらいいな」という自分の中の実写版るろうに剣心が出来上がっていたせいもあってか、

傑作駄作に分けるとすれば明かな駄作でした。





プロローグでの、画面が灰色基調でカチャカチャ編集の何が起きているのか把握しづらい見せ方でのアクションからのタイトル。

という流れは、最初から凄いアクションを見せすぎず、だけどこれからのアクションを期待させるケレン味たっぷりの良さげな導入部でした。

今思えばここで映画館を出ておいたほうが人生の2時間をもっと有意義に過ごせたかもしれません・・・大袈裟ですが。





その後は所謂テレビ的な演出ばかりで、やたらと登場人物の顔がアップになったり、テンションがこの作品世界から明らかに逸脱している(そんな狂った奴設定の必要性は0)道場破りを命ぜられた浪人どもがでてきたり。

あと言葉遣いがかなり引っかかりました。ポップな時代劇というのはアクション演出からもわかっていることですが、この時代的な言い回しと明かに現代的な言い回しが混合してでてくるととても間抜けに聞こえてしまって、必死に何かを伝えているつもりなんだろうけど「ふざけてんの?」という思いが常に付きまとわっていました。



アクション演出は、さすが谷垣健治といったところで俊敏さやその攻撃の重たさがちゃんと伝わってきたり、

静と動のバトル(剣心と佐之助のバトルに顕著)なども観ていて爽快感があるはずなんですが、やたらとカットを割ったり、空を切るような効果音をやたら入れたり、早送りして動きがカクカクして見えているところが多々あったので

これは明らかにアクションの良さを編集とカメラワークで潰してしまっているなと。

それと登場キャラクターを詰め込みすぎたせいかそれぞれの印象が散漫になってしまった感じでした。もう少し減らして各登場人物に語らせるテーマを統合して欲しかった。

「一度人を切っているものの宿命」というテーマを剣心に語り、それらを反芻して成長するという構成はいいんですが、それもその登場人物の多さがテーマの語りをスムーズにすることを邪魔しているなあと。

バトルが多いのはいいんですけど、バトルの都度敵がぐだぐだとテーマを棒読

みするのはうざったいです。


それでも演じている俳優さんによって各キャラクターは魅力的で、その分もっと各々を掘り下げてほしかった。



脚本はキャラクター多すぎで散漫、セリフ回しが統一されてなくて気持ち悪いのに加えて、病人をなぜ武井咲の家に連れてくるのか、井戸に毒なんていつ入れたのか、香川照之の家に剣心が行く展開無理やりすぎない?とか粗がいっぱいあって、アクション重視の作品だから別にいいんですけどやっぱりなあ・・・。

でも、ガトリングとのバトルのバカっぽさとか、やっぱりサシでのバトルの魅力とかでなんだかんだ面白いところもあるんですけど、

ラストバトルでのチャンバラのせいで僕の中のこの映画の評価は超下がりまし

た。




吉川晃司がよくわかんない眼力で武井咲を囮にするのも剣心の怒りを炸裂させるためなので別に突っかかろうとは思わないんですが、

怒り覚醒んの剣心と吉川晃司のバトルは、ただでさえこれまでの陳腐なカメラワーク&編集なのにそれに加えて刀と刀がぶつかる度に火花が散るんですよ!そんなアニメ的な迫力の付け方は明かな逆効果でギャグにしか見えません。この映画のバトルで一番燃えるはずのところでとんでもない演出、椅子から転げ落ちましたよ。




てな感じで最終的には「あーあ(´Д`)」って感じで劇場を後にしました。

でも、くどいようですがキャスティングとアクション(その編集は別にして)は素晴らしくて、時代劇をポップなものとして,

時代劇を見ない層に浸透させてやる、楽しませてやるという心意気は十分に感じたので58点付けました(偉そうですいませんm(..)m)。








以上、こんな感想ですが最後まで読んでいただいてありがとうございます!