読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ササラモサラな気分で

大体は映画のこと書いてます。










《ヒューゴの不思議な発明》

新作映画(2012)


3D映画でのおもしろさで言えば100点満点!

 

ヒューゴの不思議な発明(3D版)

ピュアすぎる映画感想  by16歳童貞高校生

85点


作品の詳しい情報はコチラ でどうぞ





一番初めのトレーラーを観たときに「これがスコセッシの監督作だと!?」と動揺したが1年ほど前でそれ以来ずっと気になっていたので3D版を観てきました。

好きなところがいっぱいあって期待したよりもかなり楽しめました。

プロローグからぐいぐい引き込まれました。パリの街、の駅、の時計、の中の子供までをワンカットで見せて駅の構造と登場人物をざっくりとこれから起こることの期待をあおりながら紹介するのは3Dを有効に使ってるおかげで主人公視点での距離感もわかりやすくインパクトもあり作り手の思惑通りに楽しめるオープニングだと思います。

ストーリーはわかりやすくはあるのですが見せ方や運びが淡白でこの調子で120分はどうなんだとか思ったりもしました。が、とにかく飛び出てる3Dやヒットガールのクロエグレースモレッツの可愛さ、サシャバロンコーエンの(3Dのおかげで150%増しの)存在感の半端無さ、説明的でない丁寧な人物筆写の見事さ(どうでもいいように見える鉄道公安官が花屋を好きとかじじいとばばあと犬の話)がこの映画の伝えたいメッセージそのものの伏線になっていたりする作りの見事さなどで飽きることはありません。

孤児院送りにされるとか、捕まらないことが前提だったりわかりずらい主人公と公安官の追いかけっこアクションとか画で見せるタイプの映画で子供向け映画としていいのかなあとは思いました。

僕的にこの映画が伝えたいことはざっくり言うと「人は誰かの人生に影響を与えたり人生そのものを直接、もしくは間接的に動かすパーツ(部品)であり、なくてはならない、かけがえのないものである」というのと「そのパーツに敬意を示すという意味で現代の映画に使われている技術の始祖であるジョルジュ・メリエス にオマージュを捧げその人物を後世に伝える」ということだと思いました。

後者はジョルジュの人生を文字通り観客に向かってジョルジュ自身が語り掛け、彼の作品をクライマックスとして3D化して(本物を使用してるかどうかわからないけどこのジョルジュ作品の3D化版は圧巻)見せるというエンドロール後に『この作品をジョルジュ・メリエスに捧げる』とか出てくるんじゃないかというくらい露骨にジョルジュオマージュ全開で(ジョルジュ作品に出てくるシーンと酷似してるシーンが多く登場)進むストーリー的にも言わずもがなです。

前者のほうはじじいとばばあと犬の話をギャグを入れながらサイレント的にシークエンスを細かく絶妙なタイミングで丁寧に積み重ねていったり、公安官の過去や人物を段階的に見せていきクライマックスに主人公を助けたりと細かい、何気ない積み重ねで起こった物事すべてを伏線として全ての人がつながり互いに影響しあい大団円を迎えるラストにつながっていくというのは見事だと思いました。

中盤は3D効果を飛び出す方向で使ったりサシャバロンコーエンの顔が飛び出てきたり楽しいんですけど、やっぱり《裏窓》みたいに周りの人々のシークエンスを見せていくのに主眼が置かれていて退屈な人もいるかもしれません。

群像劇として楽しんだほうがいいと思います。

あの機械人形もキモ可愛くて好みでした。

終盤の主人公が機械人形になっていくシーンは少しぞっとしましたけど。

あれはタクシードライバー的に人付き合いが苦手な一面が主人公にあることを示唆しているのかなとか一瞬思ったり。


あとタクシードライバーとかレイジングブルとかギャングオブニューヨークとか撮ってきた人がこれで興行的に自己最高とかなったら皮肉っぽいなあとか勝手に思ったりもしました。

以上、雑な感想でしたが読んでいただきありがとうございましたm(−_−)m

ほんとはまだ描きたいことあるんですが眠いので寝ます。