ササラモサラな気分で

大体は映画のこと書いてます。










まあだだよ どこまでも挑戦し続けた黒澤明監督の遺作は挑戦的(いろんな意味で)でした

ストーリー:

昭和一八年の春。先生は生徒たちへ、作家活動に専念するため、学校を去ることを告げた。生徒たちは『仰げば尊し』を歌い敬愛する先生を送る。退職後に引っ越した家にも、高山、甘木、桐山、沢村ら門下生たちが遊びにやって来る。といっても皆、中年のいい大人なのだが。ある日、先生の家で還暦の祝宴が開かれた。先生と奥さん、門下生たちの馬鹿鍋を囲みながらの楽しい会話が弾むが、戦時下のこと、空襲で水をさされてしまう。先生の家は空襲で焼けてしまい、知人の厚意で貸してもらった、三畳一間の堀建小屋暮らしを余儀なくされる・・・。

出演:

松村達雄香川京子井川比佐志所ジョージ、他


映画15年分〜謙虚に生意気に〜

情報はwiki先生のとこへでも↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%82%E3%81%A0%E3%81%A0%E3%82%88

黒澤明の遺作。この監督、晩年はいろんなもんに演出つけてみたいといういい意味でも悪い意味でも自意識過剰なところがあって、池端しんのすけやら所ジョージやら蟻やら馬までにも演出を施したわけで。

この映画には所ジョージが出ているんですが・・・普通によかったです。100点満点じゃアレなので70点満点で50点くらいの演技です。ほかには松村達雄とか香川京子とかいい役者さんが出ていて香川京子なんか赤ひげ見て以来だったからきれいな人は年食ってもきれいなんだなと思ってたりしたんですが、松村達雄は僕のトラウマ俳優なんです・・・。

どですかでんという映画で松村達雄はヒモ野郎で自分の姪っ子を犯して妊娠させてしまうんです。僕は血がつながっているもの同士でSEXしたり犯したりする映画が見ていて吐きそうになって、おなか痛くなって、とにかく気持ち悪くなるんですが大好きなんです!!そんでやっちゃた男を心のそこから憎むのです。そんな理由で松村達雄に一方的な恨みを持つ僕はまあだだよを直視できるか不安だったんですが、松村達雄もお年を召して風貌が変わっていたので大丈夫でした。

あと役者に関して言えば坂東英二がでてくると気がまぎれるのでやめてほしいですね、はい。

そんで作品自体ですが、

前半は松竹っぽい作風で微笑ましく(´▽`)後半猫ちゃんが出てきてから大崩壊((((((ノ゚?゚)ノでした。

まあ前半も完璧というわけではなく最初の教室のシーンとか松村達雄が最初から仲間がからむと涙もろいという人物像を早く見せすぎかな〜とか思いつつも教室のシーンはいいし。

摩阿陀会でみんなで騒ぐシーンも素敵だし(「素敵」ってカマっぽい表現だな)。テンポよく日数がたっていったり戦後の時代の移り変わりを変なジジイ中心に見ていくのもおもしろい(ヤクザとかをデフォルメ化したのもいい)こういっちゃ何ですけど小津作品テイストもあったりして楽しいんです。が。猫ちゃんがふらふらと迷子になるのと時を同じくしてこの映画もふらふらと迷走していきます。

猫がいなくなるとあと1歩踏み出せなかったことへの後悔はどうしようもないよ、とか、でもその公開からの脱却も大事だよ(この考えの見せ方が芳しくない)とかをどっぷり描いていくのかな?

と思っていたらドーン!!・・・・・・・

第17回摩阿陀会開催!!!!。・・・もうねあんたなんの。いい加減にしなさいよ。あたしだってね、怒るときは怒りますよヾ(。`Д´。)ノその間なにがあったのかとかは雰囲気と記号的(宇多丸さんがよく使う表現を拝借)で分からせようとするその脚本は何なんだ。細かいところも書くと松村が生徒の子供や孫をはじめて見たみたいになっちゃってるから(もし本当にはじめて見たのならこの作品のリアリティが狂っています)せめて

松村「この子達は誰だ?」

香川「生徒の孫とか娘だよ」

松村「ああ、あのときの子達か。ずいぶん大きくなったな」

と最後の行のせりふを一言言わせれば(もはやとりかえしがつかないとしても)いいのに。

そんで最後はしを暗示して終わる簡単に言えば死にオチ。

自分が内田先生みたいになって、こうなったらいいなあっていうことなのかなあ?

脚本と編集の意図が読み取れなかったなあ。

こんなのもありました↓

http://www.st.rim.or.jp/~success/kurosawa_ye.html